スマートフォン広告の掲載確認を、iPhoneの実機で行う場合などに影響あり。
アプリの「設定」から「プライバシー」へ進み、最後に「閲覧」の設定画面を開くと分かるのですが、
iOS 8では、このアプリ内でアクセスしたウェブサイトからのCookieの削除はサポートされていません。そのため、Cookieを削除するには、アプリを削除して再インストールする必要があります。
ご覧のように、Google検索アプリに蓄積されたCookie情報を削除することはできないとの但し書きが。
したがって、iPhoneのGoogle検索アプリ経由でスマホ広告の掲載状況を確認する場合、過去に蓄積されたCookieの影響を受けた状態の広告表示である点に注意すべきです。それが嫌ならSafariを使えと。
ちなみに、Cookieを削除できない理由として、GoogleはiOSの仕様とも解釈できる説明を行っておりますが……
Yahoo! JAPANのiPhoneアプリでは、普通にCookieの削除ができるのですよね。
ヤフーにできることが、なぜGoogleにはできないのか?
あくまで想像ですが、やはりアドワーズ広告絡みか。
リマーケティングにしろ、コンバージョンのトラッキングにしろ、それらの機能はCookieに依存しているわけですから、Googleとしては自社の広告機能に好ましくない影響を及ぼすCookieの削除行為は、なるべくなら控えて頂きたいところ。
そこで、少なくとも自社の検索アプリに関しては、Cookieの削除が不可能な仕様としているのかもしれません。