Googleアドワーズ広告のディスプレイネットワーク(GDN)配信で欠かせない、広告配信先の除外設定について。
最初からターゲットを絞り込んで配信する検索連動型広告に対し、ディスプレイ広告は当初の配信先を広めに設定し、実際のパフォーマンスを確認しつつ、徐々に配信先を絞り込むというのか定石です。
Googleアドワーズ広告では、実際の広告配信データを様々な切り口から分析することが可能です。
以下は、「ユーザー属性」別の広告配信データの一例。
上記データでは、総クリック数の「19%」が「18~24歳」のユーザーに対して計測されていますが、仮に御社の商材の見込み客の年齢層が「30代以上」である場合、10代から20代のユーザーによる無駄クリックが2割程度も発生している可能性が考えられます。
もちろん、Googleのシステムによる年齢判別は「完璧」ではありませんから、最終的には実際のコンバージョン状況等も加味しつつ判断する必要はありますが、特定の年齢層への広告配信について費用対効果が思わしくない場合、そのユーザー層を広告の配信先から除外することができます。
また、広告配信先の「プレースメント」単位での除外も使用頻度の高い設定のひとつです。
例えば……
他と比較して「クリック数」が一桁多く、さらに「クリック率」も異常に高い広告配信先があったとします。
もちろん、自社の商材の見込み客がアクセスするであろうウェブサイトであれば、多くのクリック&高CTRは歓迎すべきところなのですが……
といった場合には、そのプレースメントを広告の配信先から除外するがよろしい。
特定の広告配信先を除外設定に追加するという施策は、Googleアドワーズ広告のGDN配信を利用するに当たって「必須」のテクニックになります。
検索連動型広告の運用における「除外キーワード」の登録と同様だと考えて頂ければ。