リスティング広告の不正使用による詐欺サイトへの誘導について。
この年末から年始にかけては Google のリスティング広告の汚染による偽サイトへの誘導が確認されました。Google の Web検索で「家電」、「激安」など特定のキーワードを検索した場合、最終的に「shopnewday<省略>」という家電のネット通販を偽装した詐欺サイトへ誘導する不正な広告が表示されるというものです。
やめておけそれは詐欺サイトだ。
Q&Aサイトにも質問が上がっておりますが、相当数のユーザーが当該サイトへと誘導されたのではないかと。
この事例では、Google の広告から直接遷移する先の URL は改ざんされた正規サイトであり、そこから詐欺サイトへリダイレクトする手の込んだ誘導方法となっていました。これは正規サイトを利用して広告の審査などをかいくぐる手法であるとみられます。
そして、海外では、さらに手の込んだ仕組みでアドワーズ広告が悪用されていた模様。
少なくともAdWordsの2件のアカウントが何者かに乗っ取られ、正規の広告が改ざんされていたと推定。その広告の掲載サイトが表示されると、たとえユーザーが何もクリックしなくても、自動的に不正サイトにリダイレクトされる仕掛けになっていたとみられる。
広告が表示されただけでリダイレクト……だと?!
元ネタはこちら。
記事の内容が真実とすれば、GDNディスプレイ広告の入稿画像?にリダイレクトコードが仕込まれ、その広告が表示されたウェブサイトを閲覧しただけで、偽サイトにリダイレクトされてしまうという事案でしょうか。
Googleがなぜ、無許可のリダイレクトといった潜在的に有害な副作用を発生させるコードの使用を広告主に許可しているのか疑問に思う
確かに。
すでにGoogle側の対策は済んでいるようですが、他のアドネットワークは大丈夫でしょうか。YDNとか。
そして、webマーケティングに関わる者としては、ウェブサイトの改竄や広告アカウントの乗っ取りには十分に注意し、しかるべき対策をしておかなければならないな、ということです。