YDN広告に実装された「ビューインプレッション」の指標について。
ビューインプレッションの指標によって、広告が「見られているがクリックされていない」のか、「見られていないからクリックされていない」のかの分析が可能となります。
何を言ってるのかわからねーと思う人のために、まずはリスティング広告における「インプレッションとは何か」の説明を。
言い換えれば、ウェブページがブラウザに読み込まれた時点で、広告の「インプレッション」はカウントされます。
注意が必要なのは、ウェブページに広告が表示(インプレッション)されても、それが必ずしもインターネットユーザーの目に触れているとは限らないという点。
表示されたウェブページの内、インターネットユーザーが最初に目にする(=スクロールせずに閲覧可能な)範囲を「ファーストビュー」と呼びますが、このファーストビューだけで完結するウェブページはごく僅かです。
大半のウェブページは縦に長く構成されており、上から下へとスクロールして閲覧してゆくのが一般的ですね。
最初にページが読み込まれた時点で、そのページ内に表示された広告には「インプレッション」が発生しますが、ページの下の方に掲載されている広告に関しては、ページを下方へとスクロールしない限り、ユーザーに目視されることはありません。
これがすなわち、広告が「表示(インプレッション)されていても視認されない」という状況です。
今回導入された「ビューインプレッション」とは、発生したインプレッションの内、どれだけの回数が実際にユーザーの目に触れたのかを明らかにする機能です。
広告が「見られているがクリックされない」場合と、「見られていないから(当然)クリックされない」状況とでは、言うまでもなく、対応策が異なります。
視認された広告がクリックされないのならば、広告の「(ビュー)クリック率」を高める必要がありますし、そもそも視認されていないのであれば、「ビューインプレッション率」を改善するための施策が要求されます。
「ビューインプレッション」の導入によって、実際にはどういった対応が必要とされる状況なのか、データ分析でより正確に判断できるようになったわけです。ヤフーGJ。