「無料」「安い」と検索するユーザーは除外すべきなのだろうか?

どうせコンバージョンしないからと決めつけて、最初から「無料」「安い」系のクエリーを「対象外キーワード(除外キーワード)」設定している人もいると思いますが。

「無料」と検索するユーザーは、本当にタダであることを求めているのでしょうか?
「安い」と検索するユーザーは、高額商品を購入しないのでしょうか?

もちろん「無料ぢゃなきゃマヂ無理。リスカしょ」的な背水の陣を敷いて命懸けの検索をしているインターネットユーザーの存在は否定しません。

しかし、中には「無料」「安い」ほうが得だよね程度の気持ちで検索しているユーザーもいる、と考えられます。つまり、「なんとなく」そのほうがお得そうだから、という理由で「無料&安い」に該当する商品やサービスを探している場合もあるわけです。

ユーザーが真に求めているのは「無料」や「安い」ではなく「お得」である。

「無料」「安い」で検索してくるユーザーに対し、「ある程度ちゃんとお金出したほうが結局は得だよ」と納得させることができれば、有料高額商材でもコンバージョンする可能性があるということ。

検索連動型広告を運用するにあたって、覚えておくと発想の幅が広がるヒントをひとつ。

すべてのインターネットユーザーが、確固たる信念で検索しているとは限らない。

補足するならば、「なんとなく」系の検索ユーザーは、広告文やランディングページでの誘導の仕方によっては、当初の気持ちを変える率が高いとも言えます。

検索連動型広告は、検索クエリーという形式で表に出てくるインターネットユーザーの欲求に対し、「そのものズバリ」の内容を提示することが基本戦略ではあるのですが、そこから少し視点を外した場所にも、チャンスは転がっているのではないでしょうか。

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