ヤフーは間違っていた。
「手数料」収入の代わりに「広告」収入で稼ぐという方向に方針転換するそうです。
例えば、商品の検索結果に優先表示する広告枠を新たに作り、出店者に販売したり、「Yahoo!知恵袋」「Yahoo!検索」などヤフーが運営するサービスに表示する新広告を作るなどして広告収入を拡大する計画。
「Yahoo!ショッピング」「ヤフオク!」ページ内の広告については、当然の施策かと。
リスティング広告屋として気になるのが、「Yahoo!知恵袋」や「Yahoo!検索」などに掲載する新広告を計画中という話。
現状ですぐ頭に浮かぶのは、Googleが展開する「商品リスト広告(PLA)」のヤフー版でしょうか。その場合、おそらく「Yahoo!プロモーション広告」の広告管理ツール上で広告設定が可能になるはずです。
新たなプロダクトリスティング広告を大々的にプッシュ(先行者利益が云々)しつつ、従来のスポンサードサーチやYDNの利用も合わせて促進することで、ヤフーが掲載する「リスティング広告」全体の収益を増やそうという戦略でしょうか。
ちなみに、バリューコマースが提供する「Yahoo!ショッピング」のアフィリエイトに関して、つい先日、次のような周知が流れておりました。
Yahoo!ショッピング出店ストア/『ストア名』のリスティングワード購入による集客を、2013年10月16日(水)より禁止します。
出店ストアによる「スポンサードサーチ」の利用促進に向けた地ならしなのか、もしくは「新広告」の導入に向けた布石か。今回の「eコマース革命宣言」によって、ヤフーのリスティング広告についても、今後の動きに要注目です。
数十億円の広告収入増が要求されるヤフーにとっては、まさに背水の陣。
次の一手は、いかに?