「anan」の特集で論争になってますが。
結婚の覚悟ってありますが「覚悟」とは好ましくない状況に対して使う言葉じゃね、とか、挙式とつわりが重なったら地獄ぜよ、とか、いろいろと考えさせられますね。
それでも、世の中の賛否両論の声をよそにリスティング広告の入札キーワードとしての需要はあるわけで、スポンサードサーチ広告でも激戦区となっております。
「授かり婚」のスポンサードサーチ掲載状況
「おめでた婚」のスポンサードサーチ掲載状況
広告のターゲットは言うまでもなく「授かり婚で挙式したいカップル」ですから、広告文の訴求点としては以下が目立つようです。
- 挙式の費用が安い
- 挙式までの準備期間が短い
- ウェディングドレス等の妊婦オプションが用意されている
- 子供連れで式が挙げられる
安く早く子供といっしょに! ですね。納得。
で、次に気になるのは世間ではネガティブな意味合いで使われている(と思われる)キーワードに対する入札状況です。
「できちゃった婚」のスポンサードサーチ掲載状況
「デキ婚」のスポンサードサーチ掲載状況
入札キーワードとの適合性重視で「できちゃった婚」ど真ん中の直球勝負の広告もあれば、「授かり婚」「おめでた婚」という比較的ポジティブな表現に言い換えることで、挙式予定者に対する「心遣い」を伝えようとする広告もあります。
各広告主の戦略の違いが見て取れ、マーケティングの視点からも興味深いところですね。
最後に、「キーワード入力補助」や「関連検索ワード」への対策はどうなっているのでしょうか?
「授かり婚 離婚率」のスポンサードサーチ掲載状況
何なんでしょうか、この幸せと不幸が入り乱れた「人生いろいろあるさ」的な構図は。
離婚弁護士と式場紹介が鎬を削るという、他ではまず見ることの叶わぬカオス極まるマッチメイクぶり。まさに「ザ・混沌」とはこのことかと言わんばかりのバトルロワイヤル。
結婚式場を紹介している広告主の皆さまには「離婚率」の対象外キーワード登録を強く推奨しておきます。いやコンバージョン獲れてるなら聞き流してください。