米国のモバイルインターネット事情に関する調査記事より。
モバイルインターネットの利用者数が年々伸びているという事実は当然として、注目すべきは後半部分のチャート。
人種や年齢層、学歴や収入によって、モバイルを主なインターネット接続デバイスとして利用する率が大きく異なっているのが分かりますね。
このデータをリスティング広告運用の観点から解釈すれば、広告配信のターゲットとなるユーザー属性が「PCとスマホで明らかに異なる」ということになります。
すなわち、スマホにリスティング広告を配信する場合には、広告文ひとつにしても、単に「スマホ対応」等の文言を含めるだけでなく、根本からPCとは異なる訴求、違う言葉を用いる必要があるわけです。
上記はあくまで米国のデータではありますが、日本においても、PCとスマホでユーザー層の違いは存在すると考えておくべきです。
そしてもちろん、ユーザー層の違いは、PCとスマホの間だけに存在するわけではありません。
ユーザーの住んでいる地域による差もありますし、昼と夜でも異なります。また、ヤフーとGoogleの間にも検索ユーザー層の違いはあります。
そういった、ユーザー属性の「違い」を推測し、実際の広告配信で検証し、それぞれのユーザー層に対して最適化した広告を配信できれば、リスティング広告のパフォーマンスは間違いなく向上します。