本日のヤフー決算発表でも触れられていた「プレミアムサーチディスプレイ」ですが、同広告の今後の動向について考察を。
そもそも「プレミアムサーチディスプレイ」って何? という方は、例によって「ソフトバンクテレコム」から詳細な資料が公開されておりますので、そちらをご一読ください。
一言で説明すると、検索結果画面の「最も目立つ場所」に表示されるディスプレイ広告になります。ヤフーの「プレミアム広告」の一種で、いわゆる「続きはウェブで」による集客効果を高める、等々の目的で利用する広告です。
現在のところ、広告表示の対象となる入札キーワードが「社名」「ブランド名」や「商標」等に限られているため、スポンサードサーチ広告掲載に与える影響は限定的であると言えますが、はたして今後はどうなってゆくのでしょうか。
決算発表によれば、全体的にプレミアム広告の販売が不調であるとのこと。したがって、まだ伸び代の残されている「プレミアムサーチディスプレイ」の表示対象クエリの制限を、今後、段階的に緩和するという経営判断は十分に想定されます。
仮にそうなった場合、スポンサードサーチのキーワードマーケットに無視できない影響が出てくる恐れがある、と考えるのは杞憂でしょうか。