「選択肢を与えるな」という至言のウラに隠されたもう一つの意味

「アドテック九州」のセッションレポート記事。byマーケジン。

「100%確実に効果と売上を上げるランディングページの仕組み」という、Yahoo!プロモーション広告の掲載ガイドラインには100%確実に抵触するキャッチコピーの中身についてはリンク先の記事を詳しく読んで頂くとして、ここでは以下のコメントに注目。

ネットマーケティングの大原則として、(利用者に)選択肢を与えるとコンバージョン率はがた落ちする

上記の記事内では、「ランディングページ上で選択肢を与えるな」という文脈における発言となっていますが、もうひとつ別の視点からの解釈も存在します。すなわち、

競合他社と比較させるな。

リスティング広告(特に検索連動型広告)は本質的に「比較」される運命にあります。

ユーザーにとっては、表示される広告の数がそのまま「選択肢」の数になっているわけです。それ故に、競合広告との「差別化」に頭を悩ませることになるのですが。

では、リスティング広告運用における究極の「差別化」戦略とは何でしょうか?

それは……

競合他社と比較させない。

自社のみが提供できる顧客にとってのメリットは何か。競合他社がマネできない強みは何か。それを徹底的に追求することです。

自社オンリーのセールスポイントが明確になれば、勝負の場とすべき入札キーワード、最適な広告テキスト、コンバージョンを生み出すランディングページのコンテンツも分かってきます。それらの組み合わせによって、ユーザーの選べる「選択肢」は自社のみという状況に誘導してゆくわけです。

確かに「言うは易し」ではあるのですが、究極的に狙うべきはそういうことです。

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