プロ野球の「統一球問題」が世間を賑わせております。
公式試合球の仕様が何の発表もないまま変更されていたという事実が問題となっているわけですが。
公式発表なしの仕様変更は、リスティング広告業界では日常茶飯事なのですよね。ページあたりの広告掲載本数がいつのまにか変更されていたりとか。そもそも「部分一致」のマッチングロジックや「行動ターゲティング」広告等については、詳細な仕様が不明なまま経験則で対応しているわけであり。
選手会の松原徹事務局長は「球をいじるということは、労働条件が変わるということ。その報告がなかったことは信義違反」と憤る。最近は出来高払いの契約を結ぶ選手が多く、本塁打や失点などの数字がそのまま年俸に反映されるだけに、説明がないまま変更されては納得がいかないだろう。選手会の石渡進介顧問弁護士は「もっとちゃんとしたデータを示してほしい」と詳しい説明を求めている。
広告配信の仕様をいじるということは、労働条件が変わるということ。その報告がないことは、ヤフーやGoogleの信義違反に相当するのでしょうか。
出来高払いの契約を結ぶ代理店にとっては、コンバージョン数やCPAなどの数字がそのまま手数料に反映されるだけに、説明がないまま変更されては納得がいかないだろうと思われます。やはりここは「もっとちゃんとしたデータを示してほしい」とヤフーやGoogleに詳しい説明を求めるべきなのでしょうか。
球の変更は、根拠を示して堂々と説明できないことなのか。秘密裏の修正は振り回される選手だけでなく、その一投一打に声援を送るファンへの裏切り行為にほかならない。NPBの、統括組織としての資質が問われる。
仕様の変更は、根拠を示して堂々と説明できないことなのか。秘密裏の修正は振り回される広告主だけでなく、その1クリック1コンバージョンに一喜一憂する代理店への裏切り行為にほかなりません。ヤフーやGoogleの、広告プラットフォーム運営組織としての資質が問われると言ってしまってよいのでしょうか。
日本野球機構の失態により、図らずもリスティング広告運用者の労働環境を見つめ直しております。