2013年6月16日(日)にローンチすると告知がありました、YDNの「性別・年齢」ターゲティング機能改善について。
1. 対象サービス:
Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)2. 対象の広告掲載方式:
ターゲティング3. 実施日(予定):
2013年6月16日(日)
※日程は変更になる場合があります。4. 概要:
広告管理ツール「広告管理:YDN」タブにて、「性別ターゲティング」「年齢ターゲティング」を設定した場合、配信対象に選んだターゲットについて拡張機能の有効、無効を選択できるようになります。【拡張機能について】
拡張機能とは、「性別ターゲティング」「年齢ターゲティング」が設定されている場合、広告配信対象に、対象であろうと推定されるユーザーを含める機能です。「拡張する」にチェックを入れると、この機能が有効になり、ターゲティングの対象ユーザーだけでなく、対象と推定されるユーザーにも広告が配信されますので広告表示機会の増加が見込まれます。※今回の機能改善より以前に「性別ターゲティング」「年齢ターゲティング」が設定されている広告グループは拡張機能が有効な状態です。拡張機能の有効、無効は後から変更することが可能です。
5. 補足:
本機能改善により、「性別ターゲティング」「年齢ターゲティング」を設定し、かつ「拡張する」にチェックを入れない場合、広告の表示回数やクリック数が大幅に少なくなる可能性があります。
賢明なるリスティング広告運用担当者の諸氏におかれましてはすでにお気づきかと思いますが、「拡張機能」が使えるようになったわけではなく、厳密な「絞り込み」が可能になったというのが、より事実に近いわけであります。
「ひょっとして、これまでのターゲティングは適当だったの?」などど言ってはいけませぬ。そこに触れてはなりませぬ。野暮なツッコミは厳に封印し、新たな選択肢を諸手を挙げて歓迎するのが、大人のあるべき姿というもので御座いましょう。
で、せっかくの「機能改善」ではありますが、ディスプレイ広告の性質として「CTRが低い」という事実があるわけですから、基本的にはインプレッション数重視の「疑わしきは配信せよ」の方針で問題ないと思います。
ただし、CPAが芳しくない「性別・年齢」属性があるようでしたら、それらについては「拡張しない」でテストするのもありかと。インプレッションに対するマイナスインパクトにはくれぐれも要注意ですが。