買い物の際に「店舗内でスマホを活用」する消費者の行動に関して、AdWords Agency Blogが調査レポートを公開しています。
- スマートフォン所有者の「79%」は、買い物の際にスマホを活用している
- スマートフォンを買い物に活用する人の「84%」は、まさに店舗内でスマホを使っている
- 店舗内におけるスマートフォンの平均利用時間は「15分」
- 店舗内でスマートフォンを買い物に活用する人は、「より多く購入」する傾向にある
- 購入を決める際にもっとも参考にされる情報源は「検索」で「82%」が利用している
日本では「実店舗で商品を吟味して、割安のネット通販で購入」するという、実店舗のショーウィンドウ化が進む傾向にありますが、実際には、「ネットで調べて、その場で購入」という逆パターンもあるということになります。
やはり、目の前の商品を今すぐ購入できるという「今でしょ!」感覚は捨てがたいということでしょうか。ネット通販のほうがはるかに安いという場合はともかく、わずかの金額差ならば、目の前の商品に手が伸びるという購買行動には一理あります。さらに言えば、そういった「今でしょ!」感覚を増幅してやる戦略というものが、店舗運営において重要であるということです。
ちなみに、店舗内でスマートフォンを使う目的は何か?
- 価格の比較が「53%」
- 値引きや特別セールの検索が「39%」
- 他の店の場所を調べるためが「36%」
- 営業時間の確認が「35%」
面白いのは、「店舗にいるんだから店員に聞けばいいんじゃね?」という情報についても、スマホで調べているという事実。すなわち、リアルタイムの在庫情報や店舗内マップといったコンテンツをウェブに載せることで、顧客の満足度を高める(=結果的に購入が増える)効果が期待できるわけです。
なお、レポートの完全版は以下からダウンロード可能です。