Google Glass、広告配信やめるってよ

いよいよ開発者向けモデルの配布が開始された噂のGoogle Glassですが。

Google Glass

ウェブマーケティングに携わる者としては、「Google Glassへの広告配信はどうなるんだ」「テキスト形式? ディスプレイ広告?」と職業病のように気にしてしまうわけですが、現時点の結論からすると、その心配は無用なのかもしれません。

It looks like Google Glass will be an ad-free space, at least initially.

「グーグル・グラス」には広告が配信されないようだ。少なくとも、当初は。

Google has stressed in the past that it has no plans to place ads on Google Glass. “There are no plans for advertising on this device,” a Google rep told Mashable earlier this year. “We’re more interested in making the hardware available.” The API guidelines appear to make good on this promise, but they may frustrate advertisers, some of whom have already dreamed up ways to use technology like Glass for marketing purposes.

グーグルが過去に強調したのは、「グーグル・グラス」に広告を配信する計画はないということだ。「このデバイス上に広告を配信する計画は存在しない」と、グーグルの担当者は既に我々に語っている。「我々グーグルが興味を抱いているのは、市販のハードウェア製品を生み出すことのほうだ」。APIガイドラインは、その「約束」を守っているように思われる。しかし、広告主たちを失望させることにはなるかもしれない。広告主の一部は、「グーグル・グラス」のようなテクノロジーをマーケティングに活かす方法を、既に思い描いているのだから。

それでも、グーグルが何と言おうと、マーケティングデバイスとしてのGoogle Glassに期待する声は当然あるわけで。

クーポン配信とか、パーソナルターゲティング広告とか、ゲーミフィケーションとか、その他諸々。

今回の「ノーアド」発表は、あくまで「開発者向けモデル」に限った制限事項かもしれません。そして第三者配信の広告は不可でも、将来的にAdWords広告はフツーに配信されるようになるのかもしれません。

PCからスマホ、そしてGoogle Glassや腕時計型のデバイスと、ユーザーが「目にする」デバイス画面は小型化の一途にあります。

そういったスモールスクリーンのデバイスに対する広告配信はどうなるのか? もしくは「表示」以外の広告手法が導入されるのか? はたまた、広告以外のマネタイズ方法が主流になるのか? 個人的にはいろいろと興味が尽きないところではあります。

タイトルとURLをコピーしました