先日の記事で「キーワード自動挿入」機能の落とし穴に言及しましたが……
元ネタの英文記事の背景を簡単に説明しますと、eBayが「アドワーズ広告に効果がない」という調査結果を発表したことに対し、米国のSEM業界が「ちょい待てや。お前の運用が下手なだけなんじゃねーの?」と、容赦無い十字砲火を浴びせるという戦況になっているわけです。
で、その流れで「こうすればリスティング広告の運用でeBayのように失敗するよ」というディスりまくりの記事までが公開されていましたので反面教師的にシェア。
リスティング広告で何が何でも失敗したい!
という強い願望をお持ちの運用担当者様がもしいらっしゃいましたら、ぜひ参考にしてこの通りに運用して頂ければ必ずや望み通りの結果となるのではなかろうかと思う次第であります。
So, if you want to waste millions of dollars of marketing budget over a decade or so, here are four ways you too can tank your AdWords campaign and embarrass your brand!
「1億7千万」個のキーワードに入札する
eBayのやり方に倣い、可能な限り大量のキーワードに入札しましょう。ユーザーの検索意図まで考えたキーワードターゲティングなど「くそ食らえ」です。クリック率は低くなり、キーワード品質が低迷、クリック単価は高騰し、低いコンバージョン率を実現できます!
あらゆるキーワードに対して同じ広告テキストを使用する
問題をさらに悪化させるため、eBayは長年あらゆるキーワードに対し、「汎用的」な広告テキストを採用してきました。考えられる限りのあらゆるキーワードに対応可能な「何にでも使える」広告テキストを使用することは、広告の運用結果を意図的に失敗させるための確実な方法です!
キーワードの自動挿入を無差別に使いまくる
キーワードの「自動挿入」機能を不適切に使用することで、完全に馬鹿げた広告テキストを配信するという結果を生み出すことができます!
除外キーワード(対象外キーワード)は使用するな
eBayが広告を表示させているいくつかのキーワードを見る限り、彼らがアドワーズの「除外キーワード」を管理していなかったことは明白です。除外キーワードを利用していない広告主は、彼らの広告費の最大「3分の1」までも、ビジネスを前進させることのない、無価値なクリックで浪費することができてしまうのです!