スポンサードサーチ広告において、キーワードの「品質インデックス」は無視できない存在です。
キーワードの「品質」は、広告の「掲載順位」を決定する重要な要素であるだけでなく、広告のクリック時に課金される「クリック単価(CPC)」にも影響を与えるため、コスト意識の観点からも、品質インデックスの改善は重要になってきます。
では「品質」が「CPC」に及ぼす影響は、実際にはどの程度のものなのか?
具体的な数値を挙げて説明した記事が公開されています。
記事で取り上げられているのはアドワーズの「品質スコア」の例ですが、同じ広告配信システムが採用されているスポンサードサーチでも似たようなチューニングが施されている、という前提で話を進めます。
記事内で引用されている表によれば、アドワーズの品質スコア「7」を基準として、品質スコアがそれよりも高ければCPCが最大で「30%」安くなり、逆に品質スコアが下がるにつれ、最大で「600%」(!)もコストが増加するとのこと。
ちなみに、念のため元ネタを調べてみましたが、2009年に公開されている以下の記事が出典と思われます。
もちろん、実際のCPCについては競合広告の広告ランクとの関連性で決まりますから、自分のキーワード品質の変化のみで単純計算できるものではありません。
したがって、個人的にはあくまで「そんな検証データもあるのか」レベルの認識を超えるものではないのですが、リスティング広告のロジックを独自に数値化してみるという試みは面白いですね。