検索結果画面にスポンサードサーチ広告が表示されるとき、検索クエリーと広告テキスト(タイトル、説明文、表示URL)に一致する語句があれば、広告テキスト内のその部分は太字で強調表示されます。
その仕組みを利用し、
入札キーワードの文字列を含めた広告テキストを作成し、意図的に強調表示を発動させる。
という策を施すのは、スポンサードサーチ広告における基本中の基本です。
にもかかわらず、実際にさまざまなキーワードで検索してみると、太字強調が含まれるスポンサードサーチ広告があまり表示されない例が意外と多く見つかります。
理由として考えられるのは、
- その広告主が効果的な広告を作成するスキルを持ち合わせていない
- 「部分一致」のマッチングによって、入札キーワードと異なる文字列の検索クエリーに対して広告が表示されている
いずれにせよ、そういったキーワードを見つけたらチャンス到来!かもしれません。
基本を軽んじた広告を掲載する広告主は、リスティング広告に本気で取り組んでいるとは言えませんし、広告掲載を「部分一致」に任せて直接入札していないのであれば、その広告主にとってそのキーワードはあまり重要視されていない(もしくは対応漏れ)と考えられるからです。
したがって、そのキーワードに直接入札し、キーワード文字列を含む広告テキストを作成すれば、競合他社のスポンサードサーチ広告が居並ぶ中にあって、明らかに「目立ち」、検索ユーザーの視線を「引きつけ」、クリック率(CTR)に間違いなく「プラス」の効果が期待できます。
例えるならば、就職活動において皆が「リクルートスーツ」で集団面接に臨む中、ひとりだけ「アロハシャツ」で面接官の注目を集めるようなものです。
アロハで就活が成功するかどうかはぜひ勇気ある学生の皆さまにコンバージョン率を検証して頂くとして、リスティング広告は目立ってナンボ、差別化上等の世界であるということを忘れずに。