【継続的な利益】 をもとに広告費を決定する

リスティング広告の広告費を決める際、広告対象の商材から「継続的に得られる」売り上げや利益はいくらか、という観点が必要になるケースがあります。

通常の通販商品などの場合、コンバージョン時点で得られる単発の売り上げや利益をもとに広告費の上限を決めます。一方、高確率でリピーターが期待できる通販商品や、最初から継続的な契約が前提となるサービスに関しては、コンバージョンによって得られる長期的な利益をもとにして広告費を検討することが必要です。

<継続的な利益が得られる商材の例>

(1) 定期購入や高確率のリピーターが期待できる通販商品 (化粧品、食料品など)
(2) 継続利用を前提とした通信契約 (インターネット回線契約など)
(3) 長期的な顧問契約が期待できる士業系 (行政書士、税理士など)
(4) 定期的な通院が発生する医療機関 (歯科医など)
(5) 月謝払いの教育系サービス (学習塾、英会話学校など)

これらの商材の場合、一回ごとの「売り上げ/利益」と平均的な支払い回数を掛け合わせて最終的な利益の期待値を算出し、それをもとに広告費を検討することが必須です。

長期的な利益が期待できる商品やサービスの場合、関連するキーワードの入札価格(安定してコンバージョンを獲得できる順位に広告掲載するための入札価格)は高騰する傾向が顕著ですので、コンバージョン時点の初回利益だけで広告費を決めていては、思うような広告運用ができなくなる可能性があります。

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