「クリック率(CTR)」がキーワードの品質インデックスと密接に関連し、結果的に費用対効果の向上にもつながってくる以上、「クリック率」は高いに越したことはありません。
インプレッションがそれなりに発生しているにも関わらず、広告があまりクリックされず「クリック率」が低いままの場合、いくつかのポイントを見直すことで、状況が劇的に改善されることがあります。
掲載順位を上げる
「掲載順位が上の方がクリックされやすい」これは周知の事実です。問題は、ではどうやったら掲載順位が上がるのか?ですよね。
掲載順位の決定式は以下になります。
キーワードの品質向上にはクリックされることが必要不可欠ですから、身も蓋もない言い方をすれば、まずは入札価格を上げることが当面の施策となります。
その際、キャンペーンの日予算設定と入札価格のバランスに注意してください。入札価格に対してキャンペーン予算が低すぎる場合、「広告の配信機会=インプレッション」が減少する恐れがあります。
広告文に「入札キーワード」を含める
検索結果画面に掲載される広告文、とくに「タイトル」部分に入札キーワードを含めることは、スポンサードサーチの広告作成における基本中の基本です。
タイトルに広告掲載を誘発したキーワード(厳密には「検索クエリー」ですが)を含めるか否かによって、広告のクリック率は明らかに違ってきます。
このとき、広告グループ内の入札キーワード数が多ければ多いほど、当然ですがキーワードと広告タイトルの適合性を維持するのは難しくなります。
広告グループ内のキーワード数を極力少なくするか、「キーワードの自動挿入」機能を活用し、タイトル文に入札キーワードを含めるようにしましょう。
「部分一致」の無駄を省く
キーワードのマッチタイプを「部分一致」に設定している場合、まったく想定していない検索クエリーに対して広告が表示される場合があります。
そういったケースでは、検索クエリーと広告文の適合性が低いため、総じて「クリック率」が低迷する結果となります。
キーワード一覧から「クリック率」の低いキーワードの「検索クエリー」を表示させ、不要な検索クエリーについては、「対象外キーワード」に登録しましょう。