スポンサードサーチ Ver.3のアカウント運用において、想定通りにインプレッションが増えてくれない場合があります。
そんなときは、まず最初に以下の「6つのポイント」を確認することで、大半のケースで原因を突きとめることができるはずです。
【チェックその1】 各階層の配信設定が「オン」になっているか
以下の各階層の「配信設定」がすべて「オン」の状態で、初めて広告が配信されます。
キャンペーン
広告グループ
広告
キーワード
特定のキャンペーンや広告グループにインプレッションが発生しない場合、まずはそれ以下のすべての階層について、配信設定が「オン」であるか確認しましょう。
【チェックその2】 キーワードのマッチタイプ
入札キーワードのマッチタイプを「完全一致」で運用している場合、当然ながらインプレッションは抑制されます。
検索数の多い「ビッグキーワード」であれば、「完全一致」でもそれなりのインプレッションを稼ぐことができます。
しかし、コスト効果の高い「ミドル~スモールキーワード」については、「完全一致」運用ではそれほどインプレッションが発生しないケースも多いと言えます。
マッチタイプを「部分一致」「フレーズ一致」に変更するか、入札キーワードの種類そのものを増やすかして対応しましょう。
【チェックその3】 キャンペーン予算と入札価格のバランス
キャンペーンの1日の予算に対し、配下の「広告グループ/キーワード」の入札価格が高額な場合、広告の配信が抑制され、インプレッションが伸びないことがあります。
高額な入札価格を設定する際には、想定されるコストに対応できる水準まで、キャンペーン予算を引き上げましょう。
ちなみに、キャンペーンの「表示項目の編集」で、「インプレッション損失率(予算)」にチェックを入れると、予算が原因で獲得できなかったインプレッションの割合を確認することができます。
【チェックその4】 掲載順位が低すぎないかどうか
競合のアカウントよりも「掲載順位」が低いことによって、広告の掲載機会が失われている場合があります。
とくに「モバイル」や「スマホ/タブレット端末」の場合、PCに比べて検索結果1ページあたりの広告掲載本数が少ないため、必然的に、掲載機会は上位の広告へと集中します。
掲載順位の決定方式は「品質インデックス×入札価格」になりますが、そもそも広告掲載されなければ品質を向上させる(=クリック率を上げる)こともできませんから、とりあえず入札価格を上げることが当面の対応策になります。
キャンペーンの「表示項目の編集」で、「インプレッション損失率(掲載順位)」にチェックを入れると、掲載順位が原因で獲得できなかったインプレッションの割合を確認することができます。
【チェックその5】 キャンペーンのターゲティング設定による影響
キャンペーンに以下の「ターゲティング」を設定している場合、当然ながら、広告配信の機会が絞り込まれますので、それによってインプレッションが抑制される結果となります。
曜日・時間帯ターゲティング
【チェックその6】 対象外キーワードの設定
スポンサードサーチ Ver.3では、「対象外キーワード」が入札キーワードよりも優先的に機能します。
登録した「対象外キーワード」の内容やマッチタイプによっては、必要以上に広告配信が制限され、インプレッションが激減する可能性もあります。