スポンサードサーチ Ver.3 【キーワードアドバイスツール】 ここに要注意!

スポンサードサーチ Ver.3の「キーワードアドバイスツール」は、3ヶ月先までのキーワードの予測値を抽出してくれる便利なツールですが、データの見方に、いくつかの注意点があります。

「推定平均掲載順位」が1位となる閾値を見極める

具体的な例として、キーワード「旅行」の予測値を、Ver.3のキーワードアドバイスツールで実際に抽出すると、以下の結果となりました。

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希望入札価格|推定平均CPC|推定平均掲載順位
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なし(=最大値)|6,173 円|1位
1,000 円|740円|1位
500 円|391円|1位
300 円|244円|1位
290 円|237円|1位
280 円|229円|1.1位
250 円|207円|2.2位
200 円|168円|4.2位
100 円|89円|10.6位
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(2012/01、PC、完全一致)

希望入札価格「290円」の時点で、「推定平均掲載順位」が1位に到達しています。

この値が最大限のインプレッション獲得の目安となる入札価格の予測値であり、同入札価格を設定した際の「平均CPC」は、「237円」と推測されています。

「希望入札価格」をその値から下げるにしたがって、「推定平均掲載順位」「推定平均CPC」ともに下がってゆきます。これにより、各掲載順位ごとの予測値を確認することができます。

ポイントは、
「推定平均掲載順位」が1位となる「希望入札価格」の閾値を見極めるという点です。

掲載順位は「1位」が最上位ですので、通常であれば、それ以上の入札価格を設定する必要はありません。

ちなみに、必要以上に高額な入札価格を設定するメリットとしては、他の広告主が突然高額な入札をしてきた場合でも、掲載順位「1位」を維持できるという点が挙げられますが、当然ながら、その際にCPCが急上昇するリスクが存在します。

上記のキーワード「旅行」の例で言えば、入札価格を「1,000円」に設定すると、他の広告主の動向によっては「740円」の「平均CPC」が発生する可能性が出てきます。(最大の入札価格「9,999円」ならば「6,173円」の平均CPCとなる可能性があります)

キーワードの「品質インデックス」の影響

掲載順位やクリック単価の決定には、以下の2要素が影響します。

(1) 入札価格
(2) キーワードの品質インデックス

対象となるキーワードの実際の品質によっては、予測値を外れた掲載順位やクリック単価となる可能性もあります。

私見ですが、Ver.3になってから、「品質」の影響度は以前より増しているように感じられます。

予測値算出の基データは「1年前」のものである

予測値の基となるデータは、前年同月のものになります。(2012年1月を指定した場合、2011年1月のデータを基に予測値を算出します)

したがって、一年前から検索数や入札動向等が激変しているキーワードの場合、現時点の実情を反映しない結果となる可能性もあります。

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