インターネット上の英文記事を全文翻訳してパクリ、という手法が今後は増える予感。
バイラルメディア系のパクリコンテンツは今後速やかに淘汰が進むと予想しますが、海外サイトの全文翻訳コピペ丸パクリというステキな行為そのものは、インターネットの暗黒面で脈々と受け継がれてゆくはずです。
例えば、「Google翻訳」を利用しての翻訳パクリコンテンツ自動生成とか。
現時点では、幸いにも某国製偽ブランド品の通販サイトレベルの日本語を吐き出してくれる我らがGoogle翻訳ですが、今後その翻訳精度が実用水準まで向上し、誰が見ても自然な日本語へと変換されるようになれば、英文(もちろんその他の言語も)記事を全文翻訳してのコピペ&パクリでコンテンツを量産するサイトが雨後の筍のように増殖するであろうことは容易に想像できます。
そうなった場合、Googleは果たしてそれらのパクリサイトを検知することができるのか?
それとも、あくまで「オリジナルコンテンツ」として普通にインデックスしてしまうのでしょうか?
Googleの検索結果に全文翻訳パクリサイトが乱立するとか、リンク提供元としての翻訳パクリサイトがブラックSEOのトレンドになるとか、普通にありそうな未来です。
あながち笑い話では済まないのかも。
それこそ、自社サービスの利用者によって検索の品質が低下するという、まさにYahoo! JAPANの二の舞を演ずることにもなりかねない。
事の善し悪しについて、ここで長々と論じるつもりはありません。たとえ他人様の迷惑になると分かっていても、利益を生むと分かればアクセル踏み込むのが人間だと思いますので。それ悪いことだからやめようねー、で素直に応じるのは幼稚園児までですから。
繰り返しますが、技術が進化すれば、それを利用して手っ取り早く稼ごうとする人が出てくるのは自然の成り行き。それに対して、Googleはさらなる技術進化で対抗してくるのでしょうか?
インターネット検索を舞台とした、壮大なる「いたちごっこ」の幕が上がりました。