現時点では「静的」なディスプレイ広告しか入稿できないYDNですが。
しかし、広告バナー素材のデザインを工夫することで、ある種の「動く」YDNディスプレイ広告を掲載することができます。
上記のYDN広告は、一見して何の変哲もないバナー素材なのですが、ページをスクロールさせる際、商品画像の背景がチカチカ点滅することでユーザーの視線を惹きつけます。(注:ブラウザの種類により差があります)
背景に極細の横線を敷き詰めることによって引き起こされる錯視を利用し、擬似的に動的な広告を実現しているわけですね。
静画素材しか入稿できないから動きのある広告は無理。と決めつけるのではなく、アイデア次第で広告表現の幅は広がるという実例でした。
ただし。
ヤフーの広告掲載ガイドラインの観点からは、グレーゾーンに踏み込んだ手法ではあります。
以下のような広告でユーザーを不快にさせたり、混乱させるものを掲載することはできません。
(1) 高速で振動したり、点滅したり、単純なループを繰り返すような画像、映像を用いたもの
(2) OS やブラウザの機能と誤認するもの
(3) Yahoo! JAPAN のコンテンツと混同する可能性があるもの
(4) 人間の局部を強調したもの、コンプレックス部分を露骨に表現したもの
(5) 過度な肌の露出があるもの、性的なもの
(6) その他、ユーザーに迷惑となるもの
それでも実際に広告が掲載されておりますので、ヤフーとしてはこの程度ならOKという判断なのかもしれませんが……。真実は如何に。