スマホの普及がSEMに与える影響の中で、個人的にもっともインパクトが大きいのではと考えているのが、いわゆる「音声検索」です。
現在、ヤフーやGoogleのアプリから利用できる機能ですね。
ヤフー音声検索
Google音声検索
論より証拠。使ってみればすぐに分かりますが、「音声検索」が登場した初期の頃と比べ、音声認識のレベルが驚くほど洗練されていると感じるのは単なる気のせいではないはず。そして、「音声検索」が進化し、ユーザーの利用頻度が高まれば、検索連動型広告の運用にもこれまでとは異なる対応が求められることになります。
例えば、「音声検索」特有の検索クエリー。
これまでのキーボードやフリックによる入力では「キーワード」による検索が主流ですが、音声入力においては「口語」や「質問」系の検索クエリーの割合が増えてくる可能性があります。そういった検索傾向が顕著になれば、当然ながら入札キーワード選びの戦略も現在と同じというわけにはいかなくなるでしょう。
ちなみに、Googleに言わせれば、それはスマホだけに限らないようですが。
パソコンに向かって、「OK Google」と話しかける未来はすぐそこまで来ているのです。