見込み客をウェブサイトに誘導した後、効果的に「コンバージョン」行動を喚起するための「10の方法」を説明した英文記事より。元ネタは4年前に書かれた記事ですが、本質を突いている。
リスティング広告は「クリックされた時点」で広告費が発生しますから、広告経由のウェブサイト訪問後の「離脱」はもっとも避けるべき事態であると言えます。
「クリック数は多いが、コンバージョン数は少ない」という方は、ひとつの改善策として、ウェブサイト上での「コンバージョン喚起」の方法を見直してみてはいかがでしょうか。
1. ユーザーの「利益」を明示する
コンバージョン行動によって、「ユーザー側が得る利益」が何であるのか明確に提示しましょう。
あなたの商品の購入者やサービスの利用者が享受する「メリット」を、分かりやすい形で示してみせる必要があります。ユーザーがお金を払うのは、それによって得られる「利益」に納得した場合だけです。
2. 「特典」を提示する
「割引」や「無料プレゼント」といった、ユーザーにとっての「特典」を提示しましょう。
プラスアルファの「利益」が得られるという事実は、ユーザーのコンバージョン行動喚起に一役買ってくれます。
3. 「選択肢」を限定する
ユーザーが選択できる「コンバージョン行動」の選択肢を限定しましょう。
多数の選択肢は、ユーザー側の「選ぶ」という心理的負荷を高め、結果として購入を諦めるという結論へと到達する恐れがあります。わずか「3つの選択肢」は、場合によっては「多すぎる」のかもしれません。
4. 「具体的」な表現
ユーザー側にどんな「コンバージョン行動」を求めているのか、具体的に伝えましょう。
あなたが最終的にユーザーにして欲しい行動は何ですか? 「電話」?「購入」?「登録」?「購読」?「寄付」? 何をして欲しいのか「はっきりと」提示しなければ、ユーザーはそのまま離脱してしまいます。
さらに、即時の行動を促すために、「○月○日まで」「期間限定」といった言葉を添えるのも効果的です。そういった表現を目にすることにより、ユーザーは次のように感じるはずです。「今でしょ!」
5. 「配置」に注意する
「コンバージョンページ」への誘導リンクを効果的な位置に設置しましょう。
ページの上部中央が理想的です。
6. 「空白」を活かす
コンバージョンページへと誘導するリンクの周囲に「空白」を設けましょう。
それによって、リンクへとユーザーの視線を集め、目立たせる効果が期待できます。
7. 「色」を工夫する
「色」によって、視線を惹きつけましょう。
「ウェブサイトの基本色とは別」の色彩を用いることで、コンバージョンリンクへと注目を集めることが可能です。青系統のウェブサイト上に「オレンジ色」のボタンがあれば、否応なく目立ちませんか?
8. 「大きい」ことは効果的
コンバージョンページへの誘導要素を「大きく」表示しましょう。
大きければ大きいほど、ユーザーの注目度は高まります。
9. 「どこからでも」誘導する
ウェブサイトのトップページだけでなく、あらゆるページからコンバージョンへと誘導しましょう。
コンバージョンへの誘導経路が用意されていないページがあれば、ユーザーはそこから離脱してしまいます。すべてのページに、ユーザーが次に取るべき(と、あなたが期待する)行動のリンクを設置するなどして、最終的なコンバージョンへと導いてゆきましょう。
10. 「その後」が大切
最後に、ユーザーがコンバージョンページへ到達した後のことを考えましょう。
問題なくコンバージョンが完結するように、UIやUX等に細心の注意を払う必要があります。
典型的な注意点。ユーザーの個人情報を入力させようとしているのなら、必要最低限の情報収集に止めるべきです。入力すべき情報が増えれば、ユーザが離脱する可能性は高まります。