昨日発表があった、ヤフーとNHN Japanの検索領域における提携の話題。
リスティング広告プレイヤーとして気になる点は、さしあたって以下の2点でしょうか。
スポンサードサーチへの影響
SERPsにおける提携ですから、スポンサードサーチへの影響はあるはず。
プレミアムポジションのスポンサードサーチ広告と「NAVERまとめ」リンクとの住み分けは、はたしてどのような方向性で動いてゆくのでしょうか。
プレミアムポジションにスポンサードサーチ広告が表示されない場合に限り「NAVERまとめ」が表示されるのか? もしくはプレミアムポジションの広告の上か下に「NAVERまとめ」リンクが表示されるのか?
「NAVERまとめ」リンクの実装の仕方によっては、スポンサードサーチのパフォーマンスに無視できないレベルの変動が出てくると思われます。
Yahoo!ディスプレイアドネットワークへの影響
「NAVERまとめ」にはYDN広告が配信されていますが、ヤフー検索からの「集客」が増えることによって、検索ユーザーの誘導先である「NAVERまとめ」上でのYDN広告のパフォーマンスが変化する可能性があります。
もちろん、「NAVERまとめ」のユーザー増によるコンテンツ拡大により、YDN広告の配信先ページが増えるという効果もあるはずです。まとめコンテンツは、インタレストマッチ形式による広告掲載との相性は良さそうですし。
NHN Japan側から「NAVERまとめ」のデータ提供を受ける目的のひとつとして、当然ながら、広告のマッチングロジック最適化に利用するという選択肢も想定されるわけです。
記者会見によれば、4月から具体的な動きがあるようですから、早くも来月から何らかの影響を受け始めるアカウントが出てくるのではないでしょうか。