リスティング広告の運用において、「入力フォーム」の仕様がコンバージョン率を左右することがあるのは周知の事実ですが、そのユーザビリティを高めるひとつのアイデアが、GIGAZINEでも紹介されていたこちら。
情報入力のストレスを低減する手段として、擬似的な対面サポートはひとつの解決策になるかもしれませんね。
ちなみに、ユーザーに「情報を入力させる仕組み」として、現時点における「最強」だと個人的に感じているものがあります。それは、
老若男女問わず、ミスの許されないお金のやりとりを滞りなく完結させるために改善されてきたユーザビリティには、やはり一見の価値があるのではないかと。各行によって入力動線等に差はあれど、基本的には必要最低限の情報をシンプルに入力させる仕組み。
各種のATM操作の中でも、もっとも手順を要するであろう「振り込み」の際の情報入力作業にストレスを感じれば、ユーザーは次回から別の銀行を贔屓にする(自分でも経験アリ)場合もありますから、より優れたユーザー体験を提供するために、各行がユーザビリティ向上に鎬を削っているのではと想像します。
普段は何気なく利用しているATMですが、「入力フォーム」のユーザビリティ研究という視点から、一度じっくり観察してみるのも面白いですよ。
なお、最近は金融機関の経営状況も厳しいらしく、ATMで一連の操作が終わった後に「ローン」のポップアップが表示されたりもします。
預金残高が減ってきたタイミングを見計らって、
……とか。なんという直球ッ!
これが噂の「預金残高連動型広告」か。
逆に残高増えたら、「富裕層向けの金融商品」のご案内が表示されたりするのだろうか。知りたい。
そのものズバリの直球型訴求はキライではないですが、年齢性別や過去の利用履歴等の情報は十分に持っているわけですから、「お子様の教育資金はどのようにお考えですか?」とか、さりげなくターゲティングしてくれればいいのに。