前回に引き続き、不正クリック関連の話題。
「不正クリック業者」は問題外として、「不正クリック対策業者」については、アクセス解析サービスの一種として利用するのはアリかもしれませんという話をしましたが、中には悪質な業者も存在するのでその点には要注意。
つまり、自作自演で不正クリックの脅威を煽り、営業をかけてくる業者もいるということ。
(1) ある企業のリスティング広告を集中的にクリック 「ポチッとな」
(2) その企業に営業をかける 「リスティング広告の不正クリックでお困りではないでしょうか」
(3) 運良く受注したら、とくに何もしない(=不正クリックは無くなる) 「楽な仕事だぜww」
(4) 折を見て、契約企業に連絡 「状況は改善しましたでしょうか」
(2) その企業に営業をかける 「リスティング広告の不正クリックでお困りではないでしょうか」
(3) 運良く受注したら、とくに何もしない(=不正クリックは無くなる) 「楽な仕事だぜww」
(4) 折を見て、契約企業に連絡 「状況は改善しましたでしょうか」
自演乙。
そんなわけで、不正クリック対策しませんか?という電話営業なり営業メールなりがあれば、念のため不正クリックを疑いましょう。
直近の広告配信データを参照し、クリック数やクリック率(CTR)等に不自然な点がないかどうか確認します。電話営業の場合、どのような検索クエリーで自社のリスティング広告掲載を知ったのか聞き出すこともできますから、その検索クエリーに関連した入札キーワードを中心に検証すれば手間が省けていいかと思います。
万が一、データに異常値が見つかれば、営業メールやセールストークの詳細、ならびに広告配信データの不自然な点を証拠として、ヤフーに対して「不正クリックの調査」を依頼することを検討してください。