リスティング広告におけるコンバージョンの中でも多数派と言えるのが、何らかの「入力フォーム」の情報入力完了をコンバージョンと定めるケースです。インターネット通販の購入手続きはもちろんのこと、資料請求フォームや会員登録なども、このパターンに含まれます。
入力フォームまで辿り着いたユーザーは、限りなくコンバージョンに近い状態にありますが、それでも油断は禁物。入力を始めた後に離脱してしまう、というユーザーがいることを忘れてはなりません。
アクセス解析のデータを見ていて、「入力フォーム」のページまで到達しているにも関わらず、入力完了の「サンクスページ」を踏んでいない(=コンバージョンが獲得できていない)ユーザーが多い場合、入力フォームのユーザビリティ(使いやすさ)に何らかの問題がある可能性が考えられます。
入力フォームにありがちな問題点
- 入力すべき内容が分かりづらい
- 入力項目が多すぎる
- 入力完了までの一連の流れが不明
- 英数字の半角全角の指定が分かりづらい
- 情報入力後のバリデーション時、エラーメッセージの指示が分かりづらい
- 送信ボタンが分かりづらい(サイズやテキスト表現)
etc.
総じて言えるのは、入力フォームへの情報入力に何らかのストレスを感じた場合、その時点でサイトから立ち去るユーザーは少なくないということです。
コンバージョン率(CVR)が低く、入力フォームの時点で離脱しているユーザーが多いようでしたら、入力フォームの使いやすさを高める工夫をしてみることをお勧めします。入力フォームのユーザビリティ改善により、コンバージョン数が劇的に増加する可能性もあります。